ゼレンシキー宇大統領、中国によるロシア侵略停止支援に期待
ウクライナのゼレンシキー大統領は、現在ウクライナは中国との強力なコミュニケーションが行えていないとしつつ、他方で、中国が米国、英国、欧州パートナー諸国とともにロシアの侵略を止める支援を行うことを望んでいると発言した。
ゼレンシキー宇大統領が仏日刊紙TV5へのインタビュー時に発言した。ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントでインタビュー時の様子の動画を公開した。
ゼレンシキー氏は、「全面的侵攻前までは、両国間には様々なレベルでのコミュニケーションがあった。それについては、ウクライナと中国の間の大きな貿易の流れが示している。おそらく、他の国と比べた場合には、ウクライナにとって最大のものだ。残念ながら、現在私たちと中国の間には強力なコミュニケーションはない。私はそれを残念に思っている」と発言した。
同氏はまた、中国は巨大な国家、巨大な経済であり、さらにはロシア連邦に対して大きな地政学的影響力も持っていると指摘した。
そして、「ロシアは皆に注意を払っているわけではないが、中国には注意を払っている。そのため、私は、中国が私たちの側にいて欲しいと思っている。しかし、現在、私たちは、中国が、どこか中間で均衡の立場を取っているのを見ている。そして私は、中国がロシア連邦に武器を売却していないことには感謝している」と発言した。
また同氏は、中国にはウクライナを支援して欲しいと思っているとしつつ、同時に中国がロシアに武器を送っていないことが、すでに彼らの平和支援になっているとも発言した。
同氏は、「私が、全世界が団結すべきで、ロシアに戦争を終わらさせないといけないと述べる時、私は、米国、EU、英国、中国のような団結であれば、ロシアに確実に強制できると思っている」と強調した。
写真:大統領府