ゼレンシキー宇大統領、偽「住民投票」を非難した各国首脳に感謝

ウクライナのゼレンシキー大統領は３０日、ロシアが組織した偽「住民投票」を迅速に非難し、ウクライナと国際法の防衛を表明した世界各国の首脳や政治家などに謝意を表明した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにて発言した。

ゼレンシキー氏は、「偽『住民投票』は、主権国家に対する攻撃の様子であり、その茶番の組織なり実施なりに関与した者は皆、責任を追及される」と発言した。

同氏はまた、今日、日本の岸田首相とデンマークのフレデリクセン首相と協議した際に、両者がロシアのエスカレーション行動を非難したとして、両名の支持に謝意を表明した。

さらに同氏は、「すでに、かなり迅速に、ウクライナと国際法の保護を表明してくれたパートナー国の首脳全員、全ての政治家、世界の市民活動家にも感謝している！　私は、バイデン米大統領個人と米議会、欧州の友人たち、そして対露制裁をすでに強化している皆、ウクライナへの防衛・財政支援を増やすための強力な行動を行っている皆に感謝したい！」と伝えた。

その上で同氏は、「私たちは、私たちの大地を全て解放しなければならない。そして、それが、国際法と人間の価値はどんなテロ国家であっても壊すことはできないこと、それがたとえあのような傲慢な国、ロシアであっても不可能であることを示す最善の証拠となるのだ」と強調した。

写真：大統領府