レズニコウ宇国防相、ゼレンシキー宇大統領に同職残留を頼まれたと発言

ウクライナのレズニコウ国防相は、ゼレンシキー宇大統領に国防相職に残留するよう頼まれたと発言した。

レズニコウ国防相がロイター通信へのインタビュー時に発言した

記者から、今後数か月、国防相職に残る計画かと聞かれると、レズニコウ氏は、「ええ、それが私の大統領の決定だ」と発言した。

その他レズニコウ氏は、ロシアの侵略と戦うのを支援することを目的に、西側諸国がウクライナへと戦闘機を提供することになると「絶対的に」確信していると述べた。同時に同氏は、いくつかの国はその案をまだ冷ややかに見ているとも指摘した。

同氏はまた、ウクライナの同盟国がこれまでも、提供しないといっていた兵器システムを後になって提供を決めてきたと指摘し、「不可能なことが可能となった」と発言した。

さらに同氏は、ロシアの攻撃からウクライナを守るための広範な防空システムの一環として、戦闘機が必要だと指摘した。

同氏は、「私たちの空を守るためのプラットフォームとして航空機が極めて必要なのだ。私たちは、ウクライナの空を支配する必要がある。それは何より私たちの民間人を守るのであり、そしてもちろん、私たちの軍を守ることでもある」と強調した。

加えて同氏は、戦闘機F-16がウクライナへの提供には最善だとし、なぜなら同戦闘機は多くの国で利用されているからだとの見方を示した。

ウクライナが航空機を受け取ることになると確信しているかと質問されると、同氏は、「絶対的に確信している」と発言した。

同氏はまた、ウクライナは最新の防空システムを複数受け取ったものの、防空は今も対ウクライナ軍事支援における優先課題であり続けていると指摘した。同氏は、もしロシアが大攻勢を始めた場合、同国は空軍を積極的に投入することになると発言した。

そして同氏は、「彼らが真に攻勢を仕掛けるなら、もちろん、航空機を使い、私たちの防衛戦力を止めようとするだろう。つまり、それは真の脅威なのだ。そのため、それを止め、勝利し、彼らを抑止するためには、より完璧で、より現代的な航空機が必要なのだ」と発言した。

これに先立ち、5日、ウクライナのレズニコウ国防相は、ゼレンシキー宇大統領が決定すれば、自身は辞任すると発言していた

同日、ウクライナ最高会議の与党「人民奉仕者党」のアラハミヤ会派長は、近くウクライナ国防相にブダーノウ現情報総局(注:軍インテリジェンス機関)局長が就任し、レズニコウ現国防相は戦略産業相に任命されるだろうと発言していた。