ウクライナ正教会モスクワ聖庁関係者の多くがロシア情報機関と協力している=ウクライナ安保会議書記
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、ウクライナ正教会モスクワ聖庁(ロシア正教会系)関係者の中にロシア連邦保安庁(FSB)と協力している者の数は非常に多いとし、キーウ・ペチェルシク大修道院を同正教会から解放する決定はいずれ遂行されると発言した。
ダニーロウNSDC書記がニュースサイト「ラジオ・リバティ」へのインタビュー時に発言した。
ダニーロウ氏は、「我慢しよう。信じて欲しいが、(編集注:ペチェルシク大修道院関係の)決定は履行される。もちろん、誰も(編集注:関係者の)ひげや足などを掴んで引っ張り出そうとはしていない。なぜなら、それはロシア連邦保安庁(FSB)にて書き出されたプロジェクトだからだ。彼らは、どのように行動すべきかにつき指示を得ている。大半の者が、自分たちがどんなプロセスに参加しているのかを理解していない。私は、そのコミュニティでFSBと協力している者、FSBの第1、第5、第9局と協力している人々の数は、大変残念なことながら、非常に多いということを公式に述べることができる。そして、残念だが、人々はそのプロセスを理解することなく、そこに参加しているのだ。人々は、その人たちがロシア連邦FSBの代表者であることを理解しないままに、彼らを気に入ったり、宗教的志向とかを抱いたりしている。彼らは、どのようなプロセスで決定が採択されているか理解していないのだ」と発言した。
また、フメリニツィキー州やリヴィウ市で、地元自治体がウクライナ正教会モスクワ聖庁の教会施設をウクライナ正教会(独立系)へと移管する決定を採択したことにつき、ダニーロウ氏は、これら決定を支持すると発言した。