日本のJICAはキーウ事務所の再開を予定=ウクライナ首相
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ウクライナのシュミハリ首相は18日、キーウを訪問している国際協力機構(JICA)の田中理事長と会談し、ウクライナの復興などにつき協議を行った。
シュミハリ首相がテレグラム・チャンネルで伝えた。
シュミハリ首相は、「JICAはウクライナにて、5億ドル以上の緊急復興プログラムを実施している。交通分野、人道地雷除去、エネルギーシステム強化、農業・保健・教育分野の復興のプロジェクトだ。今日、田中明彦JICA理事長とウクライナの復興と官民連携プロジェクトの開始について協議した」と書き込んだ。
シュミハリ氏はまた、日本政府に対して、JICAを通じたものをはじめとする、一貫した支援や、カンボジアと協力した人道地雷除去プロジェクトの実現につき謝意を伝えた。
さらに同氏は、「私たちはその分野や、中小企業支援の分野での協力拡大を期待している」と発言した。
その他同氏は、JICAはキーウにて事務所を開く意向があると伝え(編集注:2017年に開設されたJICAのキーウ事務所の活動再開の意)、それは共同プロジェクトのより良い実現のための調整がより迅速になると指摘した。
これに先立ち、17日、田中明彦JICA理事長がウクライナ訪問を開始。同日、JICAはウクライナの国家公務員庁との間で公務員人材育成の教育覚書を締結していた。
写真:シュミハリ首相(テレグラム)