ウクライナ訪問の林日本外相、ブチャでロシア軍に殺害された犠牲者を追悼

９日、ウクライナを訪問している日本の林外相は、キーウ州のブチャを訪れ、ロシア軍により殺害された犠牲者の追悼を行った。

在ウクライナ日本大使館がソーシャルメディア「Ｘ」アカウントで伝えた。

大使館は、「林芳正日本外相がブチャのロシア侵攻犠牲者追悼碑を訪れた」と伝え、動画を公開した。

これに先立ち、日本外務省は、林外相のウクライナ訪問を公表していた。

発表によれば、林外相は、キーウでクレーバ宇外相と会談を行い、ウクライナとの連帯を表明するという。また、今年年末から来年年初の適切なタイミングで実施予定の「日・ウクライナ経済復興推進会議」を念頭に、日本の官民によるウクライナ復興の後押しのためにウクライナ側と意見交換を行うという。

また今回の訪問には、日本企業関係者も同行するとのこと。発表には、「これら企業関係者が、ウクライナ側の復旧・復興ニーズを直接聴取し、やり取りすることで、今後のウクライナ復興支援への日本企業の関与の深化の端緒としたい考え」だと書かれている。

なお、日本の外相のウクライナ訪問は、ロシアによる全面侵攻開始以降はじめて。これまで、日本からは岸田首相が、本年３月にキーウとキーウ州ブチャを訪問していた。

写真：キーウ州軍行政府（テレグラム）