ブリンケン米国務長官、露宇戦争における米国の戦略的目的を説明
米国のブリンケン国務長官は、ウクライナにおける米国の目的は、ロシアに現在の侵略において戦略的成功を達成させず、ウクライナの将来の経済的、軍事的、民主的繁栄を確保することだと発言した。
13日、米国務省がブリンケン国務長官によるポッド・セーブ・ザ・ワールドへのインタビューを公開した。
ブリンケン氏は、「最終的な目的は2つだ。第一に、もちろん、ロシアがウクライナで戦略的に成功することを阻止することだ。なぜなら、そうしなければ、前述の通り、それはあらゆるところでの侵略者へのオープンな招待状になってしまうからだ」と発言した。
同氏はまた、ロシアはすでに、ウクライナを地図から消し去り、ウクライナの独立国としてのアイデンティティを終わらせ、ロシアに取り込むという努力に失敗したと強調した。そのため、同氏は、ウクライナがどこで落ち着くか、どこに線を引くかというのは、基本的にウクライナ人次第だと指摘した。
その上で同氏は、「そして私たちは、彼らがロシアの奪った残りの領土を取り戻すための彼らの能力を最大化するべく、彼らと共にありたいと思っている」と述べた上で、ロシアはまだウクライナ領の17%を支配し続けていると補足した。
同時に同氏は、米国はウクライナがただ生き延びるだけでなく、繁栄していくことも確保するとし、そのために経済支援や民主主義への支援が続けられていると指摘した。さらに同氏は、「ウクライナが自立できるように」することが米国の目的だと述べた。また同氏は、世界はウクライナを軍事的、経済的、民主的に自立させる時まで支援していくと発言した。