ウクライナ安保会議書記、ゼレンシキーとザルジュニーの対立を否定
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、最高司令官会議では毎回激しい議論が行われているが、それはゼレンシキー大統領(軍最高司令官)とザルジュニー軍総司令官の間に不仲があることは意味しないと発言した。
ダニーロウNSDC書記がテレビ番組「統一ニュース」でザルジュニー総司令官解任の可能性に関する質問に答える形で発言した。
ダニーロウ氏は、「ロシア連邦は、ウクライナ国内の『便利な馬鹿者』の利用を含むあらゆる可能な手段でもって、状況を利用し、様々な出来事の独自な解釈を行おうとしている。ザルジュニー将軍関連の状況について、私が言いたいことは、私たちの国大統領はロシアの侵略が始まってから121回の最高司令官会議を行ってきたのであり、同会議の会合の度に議論、報告が行われており、当然ながら、非常に非常に激しいやり取りもあるということだ。なぜなら、戦争関連の議題だからだ。私は、最高司令官会議のメンバーである同僚の中の誰かがその状況を異なる解釈をしているということを残念に思っている。しかし、注意を向けてもらいたいのは、議論がなければ、肯定的で良質な決定もない、ということである」と発言した。
また同氏は、大統領と総司令官の間に何らかの対立があるとの情報を「無根拠なキャンペーンだ」と形容した。
さらに同氏は、ロシアにはウクライナを軍事的手段で占拠する能力はないが、彼らには国内不安定化を起こす「プランB」があると指摘した。