ロシアが情報空間でウクライナとラテンアメリカの関係を長らく妨害してきた=ゼレンシキー宇大統領、ブラジルメディアにインタビュー
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ラテンアメリカの情報空間が長らく反ウクライナだったのは、ロシアの情報工作が原因だと指摘した。
ゼレンシキー大統領がブラジルの複数報道機関へのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、ロシアは反ウクライナ情報工作をラテンアメリカだけでなく、欧州をはじめ、世界中で行っていると指摘した。
その際同氏は、ラテンアメリカ諸国の情報空間におけるロシアの影響はソ連と同地域の間に存在した緊密な繋がりと関係があると発言した。そして同氏は、「ブラジルの情報空間において、ロシアは、ソ連政治の延長線として描かれている。ソ連・ブラジル関係の時代に形成された肯定的なものは全て、ロシアだけにもたらされている。それは不公平だ。なぜなら、(当時の)大半のプロジェクトにはウクライナ人が参加していたのだから」と強調した。
その他同氏は、ブラジル報道機関に対して謝意を伝えた上で、「私たちには自らの真実を伝える機会を持たないのであり、あなた方がウクライナへ来て、ここで何が起きているかを知るろうと決めたことは、大きなプラスなのだ」と発言した。