週末にカタールでウクライナの「平和サミット」関連の各国首脳補佐官級会合開催へ=報道
4月27、28日にカタール首都ドーハにて、ウクライナの「平和サミット」の開催計画を協議するために、5回目となる各国首脳補佐官級会合が開催される。
ブルームバーグが関係者発言をもとに報じた。
関係者は、ドーハでの同会合の参加者リストはまだ確定していないと発言しつつ、ロシアは招待されておらず、また中国が参加するかどうかはまだわからないと伝えた。
なお、これまでの首脳補佐官級会合に中国代表社が参加したのは、昨年8月のサウジアラビアのジッダ会合(第2回会合)の時のみ。
ブルームバーグは、このG7と「グローバルサウス」の各国公式代表者の会合は、6月にスイスで開催されるハイレベル・サミットのための基盤を準備する協議だと指摘している。
これまでの補佐官級会合には、湾岸諸国やG20、BRICS(ブラジル、インド)の国々も参加したことが喚起されている。
これに先立ち、スイス政府は4月10日、今年の6月15、16日に、ロシアからの全面侵略を受けるウクライナの平和達成を目指す「平和サミット」を主催すると発表していた。
ウクライナのゼレンシキー大統領は3月20日、「ルールに基づいた国際秩序」を重んじる世界の国々に対して、ウクライナがスイスとともに準備している「グローバル平和サミット」に招待している。
ウクライナは、現在のロシア・ウクライナ戦争の和平案として10項目からなる「平和の公式」を推進している。「グローバル平和サミット」は、同案の実現に向けて開催される首脳会談。
なお、この「平和の公式」実現のために、これまでに首脳補佐官級会合が4回(2023年6月25日のコペンハーゲン会合、同年8月5、6日のジッダ会合、同年10月28日のマルタ会合、2024年1月14日のダボス会合)が開催されている。