ウクライナの公共放送局「ススピーリネ」は国営メディア変革の好例=欧州評議会専門家
欧州評議会のマチャズ・グルーデン民主主義担当局長は26日、ウクライナの公共放送局「ススピーリネ」は国営報道機関の変革の好例だと指摘した。
グルーデン氏がメディアリテラシー・報道自主規制に関する国際会議の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
グルーデン氏は、「多元主義を促進する公共メディアの重要性を強調したい。メディアの国家と政治的影響力からの制度的・財政的政治的独立性を確保することが重要だ。ウクライナの公共放送局『ススピーリネ』は、国営メディアの変革の好例であり、私たちは、他のメディアもその例に従うことを期待している」と発言した。
同氏はまた、オンラインコンテンツがさらに拡大し、ヘイトスピーチや偽情報への迅速な対応の必要性に関連するような挑戦がある中で、メディアコミュニティ、国家、社会の間に効果的なコミュニケーションは重要な意味を持つと指摘した。そして同氏は、「言葉は、剣より、さらにはミサイルよりも強力なものとなりうる」と発言した。
なお、キーウでは、2日間にわたる国際メディアリテラシー・メディア自主規制会議が開催されている。ウクライナの文化情報制作省が、OSCEウクライナサポートプログラム、欧州評議会ウクライナ事務所、インターナショナル・メディア・サポート、UNDP、UNESCOウクライナ、EU代表部、日本政府の協力を得た上で開催している。