ウクライナ議会への記者のアクセス再開へ
ウクライナ最高会議(国会)のシュトゥチュニー最高会議事務局長は1日、ロシアによる全面侵略戦争開始以降、認められていなかった記者の最高会議本会議の際の傍聴席へのアクセスが再開されると発表した。
シュトゥチュニー事務局長がラウンドテーブル「記者の最高会議傍聴席へのアクセスと会議のオンライン中継」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
シュトゥチュニー氏は、「私たちは、COVIDパンデミックの際のプラクティスに戻る。最高会議本会議の際、建物へは20〜30人の報道機関代表者が入れるようになる。記者たちはすでに認証申請書を出している。私たちは、追加的認証を行う準備がある。イースター後には議会にてブリーフィングのために記者を集める」と発言した。
またステファンチューク最高会議議長は、ラウンドテーブルの際、最高会議は戒厳令下で活動する国で唯一の立法機関であり、敵によって、決定採択の中心地の一つとみなされる可能性があると指摘した。そして同氏は、「私たちには、情報機関から毎月関連書簡で確認されているリスクがある」と発言した。
この点につき、国家警備庁のサヴィツィカ氏は、最高会議へのアクセスを得る報道関係者の認証はしかるべき行われねばならないとし、「以前最高会議への認証を受けていた記者は4000人以上だった」と補足した。
ステファンチューク議長は、「私たちは、高い評判要件を満たす記者グループを作らねばならない」と述べた。
これに先立ち、最高会議のユルチシン表現の自由委員会委員長は、社会には、記者を最高会議傍聴席に入れることに対する大きな需要があるとし、同委員会にはそれを実現しないことについての説得力ある根拠を有していないと発言していた。