トルコは領土面の譲歩を伴う和平計画を支持していないと明言=ウクライナ国会議員
ウクライナの最高会議(国会)議員で、クリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」副代表であるアフテム・チーホズ氏は、トルコ滞在時に、紛争の凍結やウクライナの領土一体性の譲歩を想定するような和平計画をトルコが支持しているかのような情報が事実に反することにつき、公式レベルでの確認を得たと発言した。
チーホズ議員がトルコ訪問の結果をふまえてウクルインフォルムにコメントした。
チーホズ氏は、「トルコが紛争凍結と領土一体性の譲歩を想定する平和の公式への準備があるとするごみ情報が、恒常的に、特にロシア側から、出ている。だから、私たちは、トルコ訪問の2日間、非常に高いレベルで会談を行ってきたが、あらゆるところでそれが事実ではないことが明言された」と発言した。
同氏はまた、トルコは多くの分野でウクライナを支持しており、両国は二国間戦略的関係の発展に関心があると伝えた。
そして同氏は、「トルコは単に希望を抱いているだけでなく、米国の選挙後の変化がウクライナ支援供与に影響を与えないように活動すらしている。それは、私たちにとって重要なメッセージだった。そして、私たちは、それらを政権とウクライナの人々に伝達する。その訪問は、私たちの二国間協力がより緊密になり、そこにおける私たち議員の役割が今後一層活発となっていくということの基礎となったのだ」と発言した。
これに先立ち、ブルームバーグが、トルコのエルドアン大統領はロシア・ウクライナ戦争を停止する独自「和平計画」を策定しており、近々同計画を提示する予定だと報じていた。その後、トルコ政権は同報道を否定している。