スーミ州で11、12世紀のルーシ時代の居住地跡発見

写真

スーミ州ショストキン地区ヴォロニジュ町近くで、考古学専門家たちがキーウ・ルーシ(キエフ大公国)時代の居住地跡を発見した。

ヴォロニジュ考古学探検チームの代表を務める、ニジン大学とスーミ大学に務める歴史学者イヴァン・ケドゥン氏がウクルインフォルムの記者に伝えた。

ケドゥン氏は、「発掘調査を行ったところ、11、12世紀の古ルーシの居住地に当たった。これは発見である。古ルーシの物は私たちのところではこれまで一度も確認されたことがなかった。そもそもこの地域はほぼ全く調査されたことがなかったのだ」と発言した。

写真:イーホル・モロトーク(フェイスブック

同氏は、居住地の規模や、それがどのような形態だったのか、囲われていたのかどうかや、存在した時期については、今後何年にもわたり、大規模な発掘が行われた後でわかるだろうと指摘しつつ、現時点でわかったことは、キーウ・ルーシ時代にここに人が住んでいたことだと発言した。同氏は、ヴォロニジュ町の歴史は800年強だと思われているが、もしかしたら1000年の歴史があったことが証明されるかもしれないとも指摘した。

調査チームは、500点以上の陶器を発見したという。同氏は、複数の時代のものが混ざっている可能性はあるが、ルーシ時代のものであることは間違いないと発言した。