ブダーノウ宇情報総局局長、大学博士課程に進学か
ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長が西部リウネ州のオストロフ・アカデミー大学の博士課程への入学希望者リストに名前が入っていることがわかった。
公共放送局「ススピーリネ」がオストロフ・アカデミー大学の2023〜2024年度博士課程入学希望者の点数表にブダーノウ氏の名前があることを発見したところ、また大学側も同情報を認めたという。
点数票では、「政治学」選考希望者の最上位にキリロ・ブダーノウ氏の名前がある。授業形態は、「夜間」となっている。
パシチニク学長は、「総司令官(編集注:ザルジュニー・ウクライナ軍総司令官)や9人の将軍や第30軍指揮官が本学を卒業したことから、本学は人気となっている。本学では、かなり能力のある若い教師・研究者陣が揃っており、本学の修士課程や博士課程にウクライナの最も著名な人々が入学することは、全くもっておかしいことではない」と発言した。
パシチニク氏はまた、それは入学が確定したことを意味はせず、博士課程に入ろうとする者の順位付けであり、決定はまだ出ていないと指摘した。
さらに同氏は、オストロフ・アカデミー大学は、民間のウクライナ・カトリック大学、国立のキーウ・モヒラ・アカデミー大学と並び、トップ3の大学となっているとし、「本学に人々が入学するのは、自然なことだ。さらに、私たちのところには、『国家安全保障』や『政治学』といった専門がある。これらは軍事と関係する事柄と結びついた学問だ」と発言した。
なお、ブダーノウ氏は、2007年にオデーサ陸軍大学を卒業している。
オストロフ・アカデミー大学は、1576年に創設され、ウクライナ独立後に復活。2000年に国立大学の地位を得た。ソ連式教育システムとは異なる、ウクライナ教育の伝統に基づいて運営されている大学として評判が高い。