キーウ歴史博物館で日本展始まる

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ウクライナ首都キーウの「キーウ歴史博物館」にて、4月24日から日本を題材にした展覧会「日本 目と心で」が始まった。

キーウ市軍行政府広報室が伝えた

博物館のポポヴァ館長は、日本による侵略と戦うウクライナの人々への莫大な支援と国際政治場裏におけるウクライナ支持に対するお礼の気持ちをこの展覧会で表明すると発言した。

ポポヴァ氏は、「昨年12月に日本へ出張した際、私たちは、京都市京セラ美術館の同僚と知り合う機会に恵まれた。そこの専門家たちが、姉妹都市京都からキーウに贈呈され、私たちの博物館に所蔵されている日本絵画コレクションの機微を説明することで、この展覧プロジェクトをしっかり準備する支援を行ってくれたのだ」と伝えた。

また展覧会には、京都の松井孝治市長からのお祝いのメッセージも届いている。松井市長は、「私たちにとって、キーウ歴史博物館で、京都市からキーウ市に寄贈された美術作品が展示される展覧会が開かれることは、大きな光栄だ。アートは、時間や国境を超えて人々を喜ばせるものであり、私たちはその展覧会で、私たちの平和を願う静かないのりがキーウ市民の心に届くことを願っている」と伝えた。

展覧会には、日本へと避難して、日本文化を学んだウクライナ人写真家ヴェラ・ブランシュさんの100枚以上の写真も展示されている。

写真:キーウ市軍行政府、リュボウ・ホルブヤトニコヴァ

展覧会は6月30日まで開催される。博物館の住所は、ボフダナ・フメリニツィコホ通り7。