ウクライナ各地で「不屈ポイント」が7000以上展開 スマホの充電や暖を取ることが可能
ウクライナの国家非常事態庁は、電子機器を充電したり、暖を取ったりすることが可能な臨時施設「不屈ポイント」をウクライナ全土に約800か所展開した。地方自治体が開設したものを合わせるとその数は7000以上となる。
29日、ホルンジー国家非常事態庁広報官がテレビ番組出演時に発言した。
ホルンジー氏は、「私は、現在国内に、地方自治体のものを含め、すでに7000以上の『不屈ポイント』が展開されていることを喚起したい。また、国家非常事態庁からは、定置部隊をベースに761か所、国家非常事態庁のテントをベースとして43か所の『不屈ポイント』が展開されている」と発言した。
また同氏は、停電時には発電機や旅行用ガスボンベを使用する際の安全ルールを守るよう呼びかけた。
例えば、同氏は、「発電機は建物の中に設置してはいけない。それが人々が覚えておかないといけない基本ルールだ。私たちには、被害や火災を除去するために出動したこともあるし、あるいは残念ながら、発電機からの排出物による中毒で出動したこともある」と伝えた。
なお、ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は、11月29日はウクライナ全土で終日計画停電が適用されると発表している。
写真:国家非常事態庁