ロシア軍、キーウ隣接市の飛行場とチョルノービリ原発を占拠
ウクルインフォルム
24日、ウクライナへの更なる侵攻を開始したロシア軍は、キーウ(キエフ)から10キロ未満の距離に位置するホストメリの国営アントノウ飛行場と、チョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所を占拠した。
ホストメリの占拠は、ポドリャク大統領府長官補佐官がウクラインシカ・プラウダ通信にコメントした。
ポドリャク氏は、ウクライナ軍部隊は、激しい戦闘のあと、アントノウ飛行場のコントロールを失った、と述べた。
また、ポドリャク氏は、NVへのコメントにて、チョルノービリ原子力発電所のコントロールも失われたと述べた。
同氏は、チョルノービリ原子力発電所の新シェルターと使用済み核燃料保管場の状態は現在不明だと発言した。同氏は、「ロシアの全くの非常識な攻撃の後、その方面では、チョルノービリ原初力発電所が安全だと述べることはできない。それは、欧州にとって最も深刻な脅威の一つである」と強調した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する攻撃を行い、戦争を開始した。
ゼレンシキー氏は、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した、プーチンはウクライナとの、全文明世界との戦争を開始したとし、「彼は、私たちの国、私たちが築き上げてきた物全てを破壊したがっている」と発言した。
ウクライナ外務省は、プーチン露大統領の侵略を止めることができるのは、団結した断固とした行動だけだとし、国際社会に速やかに新たな制裁パッケージを発動するよう呼びかけた。