ロシアの特別作戦の主要な目的は、キーウに侵入し、ウクライナの首脳陣を殲滅すること=宇大統領府
ウクルインフォルム
ウクライナのポドリャク大統領府長官補佐官は25日、ロシア連邦の特別作戦の主要な目的は、首都キーウ市内に侵入し、ウクライナの首脳陣を殲滅することだと発言した。
ポドリャク大統領府長官補佐官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ポドリャク氏は、「重要なことを言いたい。すでにロシア連邦の特別作戦の基本的なこと根本的なシナリオはわかっている。唯一の目的は、キーウに侵入すること、国家の首脳陣を殲滅すること、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領を殲滅することだ」と発言した。
同氏は、正にそのために、現在キーウに対してこのような激しい圧力がかけられているのだと指摘した。
同時に同氏は、それでもゼレンシキー大統領はキーウに残っているとし、「なぜなら、ウクライナの人々の強靭さというものがどういうものなのか、示さなければならないからだ」と強調した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する攻撃を行い、戦争を開始した。
ゼレンシキー大統領は、ドネツィク州ではウクライナ軍は素晴らしい活躍をしたが、ハルキウ方面と南部方面では困難な戦闘が行われていると報告した。また、ゼレンシキー氏は、「誰も、ウクライナ人に国の自由と独立を明け渡すことを説得したり強制したりすることはできない」と強調した。
ウクライナ外務省は、プーチン露大統領の侵略を止めることができるのは、団結した断固とした行動だけだとし、国際社会に速やかに新たな制裁パッケージを発動するよう呼びかけた。
ウクライナ保健省は24日、同日朝にロシアがウクライナに対して開始した更なる侵攻により、ウクライナ国民57名が死亡、169名が負傷したと伝えた。