ウクライナ国防省、3000人以上のロシア軍人殲滅を報告 工作員増加とも
レズニコウ国防相がフェイスブック・アカウントに呼びかけメッセージを掲載した。
レズニコウ氏は、「55時間以上抵抗が続いている。私たちの防衛者は、敵の計画を完全に破壊した。今朝の時点で殲滅されたロシア占領者の数は3000人を超えた。200名以上が捕虜となった。捕虜の数は増えている。彼らは、そのような反撃を予期しておらず、自ら投降している」と発言した。
また同氏は、敵の戦車100両以上を含む、多くの装甲車を破壊したと報告した。
さらに同氏は、25日にはスティンガーにより敵のヘリを7機撃墜したと伝えた。
その上で同氏は、ロシア軍側が戦術を変えようとしているとし、「ロシア軍は、民間人居住区、病院、教育施設の砲撃をしている。大車列による電撃的侵攻が行き詰まったため、工作諜報員グループと空挺をより活発に使用し始めている。私たちの軍と領土防衛部隊はそれらを効果的に無効化している」と発言した。
同時に同氏は、防衛するウクライナ側は支援を必要としているとし、「皆に呼びかける。キーウ、ハルキウ、その他の都市で、(砲撃の照準の)調整役が活動している。彼らは、あなた方の家に砲撃させたり、ロシア軍に道を作ったりし得る者たちだ。彼らは、敵の『目』である。もしあなた方が、矢印や目印をつけている疑わしい人物、あるいは滞在目的をはっきり説明できない人物を見かけたら、彼らを拘束するか、領土防衛部隊に報告して欲しい。拘束した人物は、有益な情報源となる」と呼びかけた。
さらに同氏は、ロシア占領軍の意図的に共謀している人物、あるいは「小遣い稼ぎ」で声をかけられて騙されている人物に対して、「非人間的ロシア軍は、2日間で約200人の国民を殺害した。その内、3名が児童だ。他に33名の児童が負傷した。そのような状況下で、あなた方のことは、単に生きて拘束することは望まれない、あるいは敵わない可能性がある。悪意を拒絶するにはまだ遅くない」と発言した。
加えて同氏は、ウクライナの村や小さな町に暮らす住民や類似の機会のある人に対して、ロシアの装甲車が通った後には、一定の時間後に燃料車が走るので、それを捕まえ、燃やさなければならないと説明した。同氏は、「ロシアの戦車は止まり、私たちの軍は、それを奪い、敵に対して用いることになる。ウクライナは、何であれ勝利する! ウクライナに栄光あれ! ウクライナ軍に栄光あれ!」と書き込んだ。