EU・カナダ、ロシアのプロパンダ・メディアを禁止
ウクルインフォルム
欧州連合(EU)とカナダは、ロシアのプロパガンダを発信している「RT」や「スプートニク」を禁止すると発表した。
EUは、フォンデアライエン欧州委員長がユーロニュースへのインタビュー時に報告した。
フォンデアライエン欧州委員長は、EUが採択した一連の制裁について説明した際に、「また私たちは、RTとスプートニクも禁止する。なぜなら、それらはクレムリンの戦争におけるプロパガンダ手段だからだ」と報告した。
また、仏大統領府のツイッター・アカウントでは、2月28日、ルドリアン仏外相が、「ロシアのプロパガンダ機関により欧州にて拡散されている偽情報に終止符を打つことを可能にする」制裁パッケージの決定が採択されたと報告した。ルドリアン氏は、「それらプロパガンダ機関に関する方策は、最短機関で採択される。明日か明後日だ」と発言した。
カナダは、ロドリゲス遺産相がツイッター・アカウントにて、「私は、RT放送停止に関するベル社の決定を歓迎する。ロシアは、2014年からウクライナにて戦争を、全世界にて情報戦争を展開している。RTは、プーチン体制のプロパガンダの翼であり、偽情報を拡散している。ここに、そのメディアの居場所はない」とコメントした。
またその後、加プロバイダ「ロジャー」社も、RTの放送を停止するとのこと。
なお、ポーランドとリトアニアでは、すでにRTの放送は禁止されている。
また、3月1日、グーグル社もまたツイッター・アカウントにて、欧州全体で、RTとスプートニクを遮断すると発表した。
日本では、露国営プロパガンダメディア「スプートニク」が日本語での発信を続けている。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。