ロシア代表団は1回目協議で降伏合意案をウクライナに渡した=宇側協議参加者
ウクルインフォルム
ウクライナ・ロシア和平協議にウクライナ代表団の一員として参加しているアラハミヤ最高会議(国会)与党「人民奉仕者党」会派長は、ロシア代表団が1回目の和平協議の際にウクライナの降伏に関する合意案を提示してきたと伝えた。
アラハミヤ氏がRBCウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。
アラハミヤ氏は、「(編集注:ロシアが提示した)最初の主張を私は特別に保管している。彼らは、その最後通牒と降伏合意を私たちに渡した。それは私のところに、私たちの勝利史ミュージアムのために取っておいてある。そのプリントは、私のところにあり、『その時』を待っている」と発言した。
また同氏は、ロシアとの協議の中間的結果は楽観的になれるものだと指摘し、さらに、今後ウクライナの安全を保証すると言われる潜在的保証国は「大きな仕事が実現された」「ウクライナ代表団は素晴らしい」と述べていると伝えた。
同氏は、「そして、その成果は、それほど協議参加者である私たちのおかげというわけではなく、私たちの後ろでその仕事をしているウクライナ軍のおかげなのだ。協議の立場は、前線の状況と直接連動している。そのため、神よ、私たちにさらにより良い立場を与えたまえ。わかるだろうか。私たちとあなたたちは、現在、今後上がったり下がったり行ったり来たりするコンセプトについて議論しているのだ」と発言した。
これに先立ち、29日、トルコのイスタンブルにて、ウクライナとロシアの和平協議が開催された。ウクライナは、同国の安全を保証する国際合意へ国連安保理常任理事国などの国々が署名し、合意が各国国会で批准されることや、15年間のクリミア問題の協議実施を提案している。