「ロシア軍がウクライナ人捕虜収容の占領下オレニウカ収容所を意図的に砲撃」=宇参謀本部
ウクルインフォルム
ウクライナ軍参謀本部は、29日の被占領下ドネツィク州オレニウカにあるウクライナ人捕虜の収容されていた収容所に対する砲撃はロシア軍による意図的なものだと発表した。
参謀本部がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
発表には、「ロシア連邦軍は、ウクライナの被拘束者も拘束されていた、ドネツィク州オレニウカの矯正施設に対して、狙いを定めた意図的な火砲砲撃を実施した」と書かれている。
参謀本部は、今回の攻撃にて、少なくとも2つの目的を追求したとし、その1つはウクライナを「戦争犯罪」で断罪すること、もう1つは被拘束者に対して行われていた拷問や銃殺の証拠を抹消することだと指摘した。
また、参謀本部は、同砲撃の被害については現在確認中だと伝えた。
さらに、ウクライナ軍はオレニウカ方面へのミサイル・火砲による攻撃を行っていなかったと強調した。とりわけ、「ウクライナ軍のミサイル部隊と火砲は、パートナー諸国から受け取った高精度武器のおかげで、例外なくロシアの軍事施設にのみ確実な攻撃を行っている。ウクライナ軍は、完全に一貫して原則を遵守しており、国際人道法の規範を履行しており、民間インフラに対する砲撃は行っておらず、同志捕虜の拘束の可能性のある場所であればそれはなおさらである」と書かれている。
参謀本部は、ロシア側が引き続き、自らの卑劣な行為を隠蔽すべく、ウクライナ軍が民間インフラや民間人を砲撃したと断罪するために情報戦争を展開していると指摘した上で、類似のロシア側の発表は、明白な嘘であり、挑発であり、侵略国・テロ支援国家のロシアが責任を負うものだと強調した。