クリミア橋攻撃にとって最善の手段はミサイル=専門家
ウクルインフォルム
ウクライナの軍事専門家であるペトロ・チェルニク氏は、ロシアがウクライナ南部占領下クリミアとロシア領の間に違法に建設し、ロシア軍の補給路として用いられているクリミア橋(ケルチ橋)につき、同橋の攻撃のために最善の手段はミサイルだとの見方を示した。
チェルニク氏がミリタリー・メディア・センターにおけるラウンドテーブルの際に発言した。
チェルニク氏は、「私たちは、ケルチ橋が非常に長いことを理解せねばならない。それは18キロメートルの長さを持つ。その橋を本当に切断するためには、それを完全な攻撃コントロール下に置かねばならない。私には、海上システムでそれをどのように行うかは想像し辛い。ミサイルが答えである」と発言した。
同氏はまた、クリミアはモスクワよりも防空がより良く配備されているため、ある種の困難があるとも指摘した。その際同氏は、「S350、S400、さらにはS500といった最善のものは全てそこ(編集注:クリミア)に集められている。さらに、電子戦兵器もある。私の考えでは、ケルチ橋の最終的攻撃の哲学は、無人航空機と組み合わせた、大量のミサイル(編集注:による攻撃)だ」と発言した。
なお、7月、ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアが違法に建設したクリミア橋につき「クリミア橋は、単なる物流ルートではなく、毎日戦争へと弾薬を供給するためにも使われている道である」「平和ではなく、戦争をもたらすあらゆる標的は、無力化されねばならない」と発言している。