ロシア軍の行動に戦略的性格なし=ウクライナ情報総局
ウクルインフォルム
ウクライナ国防省傘下情報総局のスキビツィキー副局長は、ロシア軍が行っている作戦に軍事面での戦略的性格はないと発言した。
スキビツィキー氏が英フィナンシャル・タイムズ紙にコメントした。情報総局が伝えた。
スキビツィキー氏は、「現在の侵略国軍の前線での行動は戦略の兆候を失っている。ロシアが行っている作戦には、軍事面での戦略的な性格はない。あれは単なる局地的な襲撃だ」と発言した。
同氏はまた、全面侵略が1年半経つ中で、ロシアはいまだに最低限の課題である、ドネツィク州全域の制圧を目指していると発言した。その際同氏は、クプヤンシク方面はロシア軍が静的な防衛ではなく、攻撃を試みている場所の1つだと指摘した。
その上で同氏は、「モスクワ人たちはそこでも成功していないが、しかしクレムリンは自らが始めた戦争の最低限の目的達成を断念していない。同時に、ウクライナの安全保障・防衛戦力は、前線の複数地点で攻勢を続けている」と報告した。
なお、16日、ウクライナのマリャル国防次官は、同国の防衛戦力が東部ドネツィク州のウロジャイネを解放したと発表していた。