「ウクライナ軍は第一防衛戦を突破した」=宇軍南部指揮官

「ウクライナ軍は第一防衛戦を突破した」=宇軍南部指揮官

ウクルインフォルム
ウクライナ防衛戦力による同国南部での反転攻勢の指揮を行うタルナウシキー作戦戦略部隊集団「タウリヤ」指揮官は、ウクライナ防衛戦力はザポリッジャ南部でロシアの第一防衛戦を突破したと発言した。

タルナウシキー指揮官が英ガーディアン紙へのインタビュー時に発言した

タルナウシキー氏は、「私たちは現在、ロシア軍の第2防衛ラインの向こうで撤退のための援護を提供している敵部隊の殲滅を終えようとしている」と発言した。

記事には、広大な地雷原がウクライナ軍の動きを数週間にわたって止め、その間工兵がゆっくりと徒歩で襲撃ルートの地雷を除去していたと書かれている。

しかし、現在その障壁がウクライナ側戦力により突破されたことにより、ロシア側は作戦行動を余儀なくされており、西のヘルソンや北東のリマン、さらにロシア領から、この地域に舞台を再配置しているという。

タルナウシキー氏は、「敵は予備兵力をウクライナからだけでなく、ロシアからも寄せてきている。しかし、遅かれ早かれ、ロシア人の間では全ての最善の兵士を使い果たすだろう。それは、私たちにより多く、より早く攻撃する後押しとなる」と指摘し、「全ては私たちの前にある」と補足した。

同氏は、西側の一部の政治家による、反転攻勢が遅いとする批判を受け流し、仕事は終わってから判断するのを好むと述べた。そして同氏は、「私たちが反転攻勢を始めた時は…、予想以上に地雷除去に時間を取られた」と述べ、「不幸にも、負傷者の避難は困難だった。そして、それもまた私たちの前進を複雑にした。私の考えでは、ロシア人は、ウクライナ人はその防衛ラインを突破しないと信じていたのだと思う。彼らは1年以上準備していた。ロ彼らは、この地域はよく用意されるように、あらゆることを行っていたのだ」と伝えた。

そして同氏は、第2防衛ラインは、第1防衛ラインとは大きな違いがあると指摘した。

その際同氏は、第2防衛ラインは、地雷原はあるものの、それほど整備されておらず、ウクライナ側は車両を使うことができると指摘した。

別の攻勢方面については、タルナウシキー氏は、ウクライナ側にはそれらの方面では別の狙いがあるとし、ウクライナはロシア軍を将門させるための別の驚くような攻撃を準備していると補足した。

同氏は、「ある方面で成功するためには、常に敵を惑わす必要がある」と発言した。

また同氏は、ウクライナは領土解放を続けていくとし、「もし私たちが前進を止めれば、敵は新たな戦力を集めて、増強するだろう。私たちは、1991年のウクライナ国境に到達する…。私たちは、子供たちや孫たちがロシアと戦うのは見たくないのだ。誰が彼ら(ロシア)を止めるのだ? 私たちだけである」と説明した。

そのほか同氏は、勝利に近づけば近づくほど、難しくなると述べ、「それはなぜか。なぜなら、私たちは、残念なことに、最も強い人、最も優れた人を失っているからだ。そのため、今は私たちは、ある分野に力を注ぎ、仕事を終わらせなばならない。それが、私たち皆にとって、どんなに苦しくてもだ」と強調した。

これに先立ち、米国のカービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は1日、ロシアからの領土奪還のための反転攻勢を続けるウクライナ軍による同国南部ザポリッジャ州南部での過去72時間の顕著な進展を指摘していた

写真:アルミヤインフォルム


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