ロシア軍、ウクライナ南部を自爆型無人機で再び攻撃 民間施設に被害
キペル・オデーサ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
キペル氏は、ロシア軍は3時間半にわたりオデーサ州南部を自爆型無人機で攻撃したと報告した。
そして同氏は、「無人機17機が私たちの防空戦力により撃墜された。しかし、残念ながら着弾もある。イズマイル地区の複数の自治体で倉庫施設、製造施設、農業器具、産業企業の設備が損傷した。また、撃墜により破片が落下し、民間施設の敷地で複数の火災が発生した。7時時点で火災は鎮火されている」と伝えた。
また、南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州では6機の無人機が撃墜されたが、インフラ施設への着弾もあると報告した。
リサク氏は、「ドニプロペトロウシク州の夜は砲撃はなかった。しかし、朝は、敵の攻撃で始まった。空軍指令部『スヒード』の防衛者が州の上空で6機の無人機を撃墜した」と伝えた。
同時に同氏は、ドニプロ地区のインフラ施設に着弾があり、火災が発生したとし、現在被害を確認していると指摘した。暫定情報では、被害者は出ていないという。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は今回32機の自爆型無人機をウクライナに対して発射したところ、その内23機を撃墜することができたと報告した。
発表には、9月4日未明、敵は南(被占領下クリミア・チャウダ岬)と南東(露プリモルスコ=アフタルスク)から自爆型無人機「シャヘド136/131」で攻撃を行ったと書かれている。
発射された無人機は計32機で、オデーサ州とドニプロペトロウシク州が狙われたという。
その内、ウクライナ空軍が他の部隊との連携で撃墜できたのは23機だったと報告されている。
これに先立ち、ロシア軍は、3日未明にも同国南部オデーサ州を自爆型無人機で攻撃。港湾インフラへの着弾があり、港湾職員2名の負傷していた。