「私には感情面では長期の戦争に向けた準備がある」=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が英エコノミスト紙へのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「私は準備ができていなければならないし、私のチームも長期の戦争への準備がなければならない。私には、感情面では準備がある」と発言した。
同氏はまた、西側パートナーの中に気持ちの変化が生じているのに気付いていると発言した。その際同氏は、「私には直観がある。読み、聞き、彼らが『私たちは常にあなた方と共にある』と言う時は彼らの目を見ている。しかし、彼らがここにいないことを私は目にしているのだ」と発言した。
その他同氏は、今はロシアとの協議にとっては「悪い時」であり、プーチンは今はまだこれまでと同じ物を目にしており、長期の戦争で自身(プーチン)が負けるということを理解していないと説明した。
その際同氏は、「なぜなら、60%だか70%だか(のロシア国民)が彼を支持していることは重要ではないのだ。違う。彼の経済が負けるのだ」と発言した。
その他同氏は、西側パートナーによるウクライナ支持についても見解を示した。同氏は、「もしあなたがウクライナと共にあるのではないなら、それはロシアと共にあるということだ。もしあなたがロシアと共にあるのでないなら、ウクライナと共にあるということだ。そして、もしパートナーが私たちを支援しないなら、それは、ロシアの勝利を支援するということだ。そういうことなのだ」と発言した。
同氏はまた、西側諸国の政府に対して、ロシアの対ウクライナ戦争で正しい側にいると確信させるというのは、マスメディアを通じて彼らを押すのが良い、と指摘した。同氏は、全面戦争初期には市民の意見により政治家がウクライナへの武器供与拡大に向けて動き出したのだとし、その支援が現象することは、ウクライナ国民だけでなく、西側の有権者も怒らせるかもしれないとし、彼らが「何のための努力だったのか」と尋ね始めるだろうと指摘した。
その際同氏は、「もし彼らがウクライナを失ったら、人々は(自国首脳を)許さないだろう」と発言した。
写真:大統領府