ゼレンシキー宇大統領と国防省、防衛支援会議の結果を総括 ウクライナの防空強化を目指す国家連合形成

ゼレンシキー宇大統領と国防省、防衛支援会議の結果を総括 ウクライナの防空強化を目指す国家連合形成

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、同日開催されたウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)にて、ウクライナの防空強化を扱う国家グループ(連合)が形成されたと報告した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に伝えた

ゼレンシキー氏は、「今日、ラムシュタイン・フォーマットの会合が再び開催された。すでに17回目だ。ウクライナ、私たちの軍人のための新しい支援パッケージがある。それは、弾薬、ミサイル、電子戦、無人機、私たちの防空のための新たな装備品が関係する。関連の連合、防空発展連合が形成された。同グループのリーダーは、ドイツとフランスであり、私はそのようなリーダーシップに感謝している。その努力に加わる全ての国に感謝している。それは、私たちの町や村がロシアの攻撃からさらに守られる機会を与えるものだ」と発言した。

同時に同氏は、全ての詳細は今のところ公開できないとしつつも、「ウクライナの空の盾は、確実に毎月強くなっている」と強調した。

ウクライナ国防省は、フェイスブック・アカウントで、同会合の総括を行った

国防省は、会合の結果、新たに地対空防空(Ground-Based Air Defence)連合が形成され、独仏がリーダーとなり、連合には20か国が加わったと伝えた。

さらに、「ドイツ国防相の昨日の(編集注:キーウへの)訪問の総括として、すでに14億ドルの支援が発表されており、そこに(防空システム)『アイリスティー』と誘導ミサイル、8000個の新たな対戦車地雷、防空システム『パトリオット』一式、追加の155ミリ口径榴弾砲弾薬が入っている。全て12月中旬までに受け取ることになっている。オランダは、ウクライナへの軍事支援のために20億ユーロ用意した。IT連合のリーダーであるエストニアが、ルクセンブルグの1000万ユーロのコミットメントに追加する形で、同連合の活動のために50万ドルを拠出する。英国とノルウェーは、海洋連合の一環で、黒海の安全を強化する手段を模索していく」と報告されている。

ウメロウ宇国防相は、国際パートナーからの恒常的なウクライナ支援につき謝意を表明した。特にウメロウ氏は、ウクライナ防衛戦力に提供される一つ一つの武器は、敵への抵抗とウクライナ領の解放のための能力を強化していると伝えた。

さらにウメロウ氏は、パートナー国の国防相たちに対して、彼らの提供した支援が効果的に使用されており、ウクライナの勝利の日を近付けていることを自らの目で確認するために、ウクライナを訪問するよう招待した。その際同氏は、「正にそのためにウクライナは強力な軍事産業コンプレクスの創設に向けて活動しており、国際パートナーを同プロセスに関与させている」と発言した。

同氏は、「ウクライナの勝利は、独裁者にとっての明確なシグナルとなるものだ。そのシグナルは、侵略犯罪は罰せられねばならないというものである」と発言した。

なお、22日、第17回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合、通称「ラムシュタイン会合」がオンラインで開催されていた。同会合には50か国以上の国防相などが参加している。

写真:国防省


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