ロシア軍、ウクライナ各地を巡航ミサイルで攻撃 キーウ方面では全弾撃墜
ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は8日、戦略爆撃機Tu95MSから巡航ミサイルでの攻撃を行った。
ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで報告した。
発表には、戦略爆撃機Tu95MSから巡航ミサイルが発射された可能性があると書かれており、その後各地で約2時間にわたり空襲警報が発令された。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ方面へ飛来していたミサイルは全弾撃墜されたと報告した。
発表にて、ポプコ・キーウ市軍行政府長官は、「79日間という長い休止を経て、敵は、戦略爆撃機Tu95MSからの巡航ミサイルによる攻撃を再開した。暫定情報では、露サラトフ州エンゲリス市方面から約10機の爆撃機により巡航ミサイル『Kh101/555/55』が発射された。首都の空襲警報は約2時間続いた。しかし、敵のミサイルは市には1つも到達しなかった。防空戦力と機材がキーウ方面へと飛行していたミサイルを市に到達する前に全て撃墜した」と伝えた。
さらに同氏は、犠牲者と破壊に関する情報もないとしつつ、「ご覧の通り、敵は好機を待った上で、平和な町々を攻撃するために戦略機を再び使い始めたのだ。だから、自分や親しい人を守り、空襲警報を軽視しないで欲しい」と呼びかけた。