露軍、8弾の弾道ミサイルでキーウを攻撃 全弾撃墜=ウクライナ空軍
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、11日未明にキーウ方面を弾道ミサイル8弾で攻撃した。ウクライナ防衛戦力は、これを全弾撃墜した。
ウクライナ空軍がミサイル攻撃への対応につき報告した。
発表には、12月11日4時ごろ、ロシア占領軍がウクライナを8弾の弾道ミサイルでキーウ方面を攻撃したと書かれている。北方からの攻撃で、暫定情報では露ブリャンスク州で発射されたと見られているという。
ウクライナ防衛戦力は、この8弾を全て撃墜したと報告されている。ミサイルの種類は未特定。
同時に、11日未明、ロシア軍は、自爆型無人機「シャヘド136/131」18弾でも攻撃を仕掛けたとあり、これも全機撃墜に成功したと報告されている。
これに先立ち、11日4時15分頃、キーウでは複数の爆発音が聞こえ、その後市内とキーウ州で空襲警報が発令していた。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、キーウでは防空システムの活動の結果、破片落下で被害が出ていると報告した。
発表には、「敵標的撃墜の防空活動の結果、暫定情報で、ダルニツィキー地区とホロシーウシキー地区へ破片が落下した」とあり、ダルニツィキー地区にて、1992年生まれの男性が負傷、1963年、1990年、1992年生まれの女性が急性ストレス反応を起こし、治療を受けたという。
さらにホロシーウシキーでは、おそらくミサイルの破片落下で、集合住宅の屋根に煙が上がったという。
また行政府は、ボルトニッチ小地区でのミサイル破片落下の被害を写した写真を公開した。