ロシア軍、ウクライナ南部ヘルソンの鉄道駅を砲撃 警察官1名死亡
国鉄「ウクルザリズニツャ」は、フェイスブック・アカウントにて、同攻撃につき「ヘルソン砲撃の結果、駅とウクルザリズニツャの鉄道車両が損傷した。現時点で、職員複数名の負傷が判明している。乗客はシェルターにいる」と伝えた。
クリメンコ内務相は、テレグラム・チャンネルにて、今回の露軍のヘルソン攻撃で、警察官1名が死亡、複数名が負傷したと報告した。
クリメンコ氏は、「ヘルソンについて。夜、約140人の民間人が鉄道駅で避難電車の出発を待っていた。その時敵は市への大規模な砲撃を開始した」と伝えた。
そして、その際駅で働いていた警察官が人々を緊急に避難させ始めたところ、皆を安全な場所に移動させることができたが、2名の民間人が破片で負傷し、治療を受けたという。
さらに同氏は、「残念ながら、砲撃により、キロヴォフラード州出身の警察中尉が死亡した。彼はヘルソンにて統合部隊の一員として勤務していた。人々を避難させている時に致命傷を負った」として、遺族に哀悼の意を表した。
また、破片による傷を負った警察官2名が病院で治療を受けているという。
プロクジン・ヘルソン州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントでの27日朝の報告にて、過去24時間にロシア軍は同州を161回砲撃し、3名が死亡、16名が負傷したと伝えた。
プロクジン氏は、「過去24時間、敵は161回の砲撃を行い、迫撃砲、榴弾砲、『グラート』、戦車、航空機、無人機(内7機はシャヘド)から853弾の砲弾を放った。ヘルソン市には、90弾の砲弾が発射された」と伝えた。
そして同氏は、ロシア軍はヘルソン市の住宅街、インフラ施設、企業、デパート、鉄道駅、ヘルソン地区の教育施設を狙ったと書き込んだ。
これにより、同州では3名が死亡、16名が負傷したという。
ウクルザリズニツャ社はまた、27日朝、フェイスブック・アカウントにて、前夜にロシア軍の攻撃を受けたヘルソン駅から、100名以上の乗員が予定通り7時20分にキーウへ到着したと報告した。