ロシア軍、自爆型無人機でウクライナ南部の変電所を攻撃 南部で10万世帯停電
ウクルエネルホ社がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ウクルエネルホ社は、「2日未明、ロシアは新たな大規模無人機攻撃をウクライナの南部と中部の諸州に対して行った。残念ながら、ウクルエネルホ社の変電所の1つが損傷。クリヴィー・リフ」では、生活消費者と産業消費者への送電が止まった」と伝えた。
現在、同社専門家と国家非常事態庁職員が機材の確認をしているとし、修理作業は確認後にすぐに始められると書かれている。
また、ヴィルクル・クリヴィー・リフ防衛評議会議長は、「敵の攻撃により、同市サクサハンシキー地区、ドウヒンツィウシキー地区、ポクロウシキー地区の約10万世帯のところで停電が発生。この中には、病院、幼稚園、学校、高速トラム、市内トラム、トロリーバスが含まれる」と伝えた。
その他、リサク・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、夜間のクリヴィー・リフ地区攻撃により、炭鉱が停電し、地下に100名以上の作業員が置き去りにされていると報告した。
リサク氏は、「夜間、ロシア軍は無人機でクリヴィー・リフ地区を攻撃した。空軍指令部『スヒード』の防衛者が3機のシャヘドを撃墜した。しかし、無人機の着弾もある。それが4万世帯以上の停電を引き起こした。とりわけ、2か所の炭鉱だ。地下には、100人以上の作業員が残されている。彼らの一部はすでに地上に引き上げられた」と伝えた。
また、ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、同日未明、ロシア軍は21機の自爆型無人機で攻撃を仕掛けてきたところ、ウクライナ防空戦力はその内11機を撃墜したと報告した。
撃墜は、ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州、キロヴォフラード州、ハルキウ州で行われたという。
さらに、少なくとも7機は、目標に到達せず、現場で失われたと書かれている。
写真:旅団「境界」