ロシア軍、ミサイルと自爆型無人機でウクライナ南部を攻撃 オデーサとドニプロで民間人に死傷者

ロシア軍、ミサイルと自爆型無人機でウクライナ南部を攻撃 オデーサとドニプロで民間人に死傷者

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、23日未明に再びミサイルと自爆型無人機でウクライナ各地を攻撃した。南部のオデーサとドニプロにて住宅や民間インフラに着弾があり、民間人に死傷者が出ている。

キペル・オデーサ州軍行政府長官は、ロシア軍の無人機攻撃により、オデーサでは民間インフラ施設に火災が発生したと報告した

キペル氏は、「夜間、敵はオデーサ州を自爆型無人機『シャヘド136/131』とミサイル『Kh31P』と『Kh22』で攻撃してきた。1名が死亡」と書き込んだ。

同氏はまた、防空戦力は敵の自爆型無人機を9弾撃墜、同時にミサイルは空中で能力を喪失したと伝えた。他方、無人機がオデーサ市内沿岸地区の民間企業に着弾し、火災が発生。火災鎮火中に1名の遺体が発見したという。

さらに南部防衛戦力は、テレグラム・チャンネルにて、オデーサではロシア軍の無人機攻撃では住民3名が死亡したと報告した

発表には、「瓦礫の下でさらに2名の遺体が見つかった。敵の攻撃による死者は合計で3名。捜索は終わった」と書かれている。

南部ドニプロペトロウシク州のリサク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ドニプロの集合住宅に自爆型無人機「シャヘド」が着弾したと報告した

リサク氏は、「ロシア軍が州を『シャヘド』で攻撃した。ドニプロで集合住宅に着弾がある」と書き込んだ。

写真:ウクルインフォルム

同氏は、8名が負傷し、その内2名が病院へ搬送されたとし、また破壊された建物では、瓦礫の下に人がいないか、捜索活動が続けられていると伝えた。

また同氏は、ドニプロでは企業への着弾もあったとし、州内では5機の無人機が撃墜されたと報告した。さらに同氏は、過去24時間で、同州ニコポリ地区もロシア軍の砲撃を受けたと報告した。

南部ヘルソン州のプロクジン州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、ロシア軍は過去24時間、同州に対して287回砲撃を行い、1716弾の砲弾を発射、住民1名が死亡したと報告した

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、23日未明にロシア軍の発射した自爆型無人機31機の内23機をオデーサ州、ミコライウ州、ポルタヴァ州、ドニプロペトロウシク州、ハルキウ州で撃墜したと報告した。他方、ロシア軍が発射した地上発射型誘導ミサイル「S300」3弾、対レーダーミサイル「Kh31P」1弾と巡航ミサイル「Kh22」2弾については、撃墜の報告はない。


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