ゼレンシキー宇大統領、現戦争でのウクライナ軍人の死者数を３万１０００人と発言

ゼレンシキー大統領がフォーラム「ウクライナ　２０１４年」の総括として開いた記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私に権利があるかどうかわからない。それは非常に真剣なことだ。あることから始めよう。最近、米国の聴衆の中のある過激な層、私たちの味方でない政界の間で声が聞かれた。彼らは『あとどれだけ犠牲が欲しいのだ？　ウクライナには３０万人の死者が出ている』と述べた。また、ウクライナは１０万人以上失った、ロシア人が失ったのは３万５０００人だと言うロシア人からの情報もあった。そういう数字を彼らは述べた。それは全て嘘だ。まず、それは全て完全なナンセンスだ。一人一人が私たちにとって大きな損耗だ。それは私たちにとっては非常に大きな損耗だ。３万１０００人のウクライナの軍人がこの戦争で亡くなった。プーチンが嘘の界隈と一緒に嘘をついているような３０万人でもなければ、１５万人でもない。しかし、それでも、一人一人の喪失は、私たちにとっては大きな損耗なのだ」と発言した。

同氏はまた、ロシア・ウクライナ戦争では、１８万人のロシア人が死亡したと補足した。

さらに同氏は、「彼らに何人行方不明者がいるかは知らない、そして負傷者とも合わせると最大５０万人だということは知っている。ウクライナ人は３万１０００人だ。私たちにとってはそれは非常に痛みを感じるものだ。私は、何人負傷者がいるかは言わない。なぜなら、ロシアが戦場から何人いなくなったかを知ってしまうからであり、それは言わない」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナ軍人の間にも行方不明者がいるとしつつ、その数は不確実な部分があるため口にしないと述べた。

その他同氏は、「そして、一時的被占領地で数万人が死亡している。私たちは、数万人ということは知っているが、その内何人が死んだのか、殺されたのか、拷問されたのか、何人追放されたのかは知らない。いくつかのリストがあるのだが、しかし、やつらが私たちの民間人をどれだけ殺したのかは知らない。知らないのだ。私たちは、彼らと、そのロシアと終わりを迎えた時に知ることになる」と発言した。