ロシア軍、ウクライナ東部・北部を攻撃 民間人に複数死傷者
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は7、8日、同国東部のチュフイウ(ハルキウ州)と北部のスーミ(スーミ州)をミサイルで攻撃した。
ハルキウ州検察は、チュフイウ攻撃につき「8日0時5分頃、ロシア軍はチュフイウ市中心部をミサイルで攻撃した。9階建て集合住宅、バスターミナル、ホテル、店、自動車が損傷。民間人7名が負傷した」と報告した。負傷したのは、男性4名、41歳女性1名、16歳の青年、3歳8ヶ月の児童の7名だという。
暫定情報では、攻撃はミサイル「S300」で行われたと書かれている。
ミナイェヴァ・チュフイウ市長は、フェイスブック・アカウントにて、今回のチュフイウへの攻撃で市内へ水供給を行うための水道管が破壊されたと報告した。
北部スーミへの7日のミサイル攻撃について、スーミ州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、学校、市の中央病院、州立緊急医療センター、水道施設が損傷したと報告した。
また、アルテュフ・スーミ州軍行政府長官がテレビ番組「統一ニュース」で報告した。
アルテュフ氏は、「医療施設へと4名が問い合わせた。暫定で10名が負傷。彼らには必要な支援が施された」と伝えた。
7日夜、ゼレンシキー宇大統領は、スーミへの同攻撃で死者が出ていると報告した。
ゼレンシキー氏は、「ロシアは、スーミに対して更なる攻撃を行った。負傷者が出ている。残念ながら死者も出ている」と述べ、遺族に哀悼を伝えた。
同氏はまた、ロシアは必ず責任を取ることになると強調し、「私たちの戦士はテロリストたちの責任を確実なものとする」と伝えた。