ロシア軍のキーウへの大規模ミサイル攻撃 破片落下で市民12人が負傷 市内3地区に被害

ロシア軍のキーウへの大規模ミサイル攻撃 破片落下で市民12人が負傷 市内3地区に被害

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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、21日未明にウクライナ首都キーウに対して大規模なミサイル攻撃を行った。現時点で、撃墜されたミサイルの破片の落下により、市民が12名負傷したことが判明している。

キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで伝えた

ポプコ市軍行政府長官は、キーウへのミサイル攻撃による負傷者は12名、死者に関する情報はないと伝えた。

キーウへのミサイル攻撃の被害 写真:タラソウ・ヴォロディーミル/ウクルインフォルム

キーウへのミサイル攻撃の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム

クリメンコ内務相は、テレグラム・チャンネルにて、同大規模攻撃によるキーウ市内の3地区(ポジリシキー地区、シェウチェンキウシキー地区、スヴャトシンシキー地区)における被害を報告した

報告によれば、ポジリシキー地区では、2階建ての建物が炎上、大きな破壊が発生した他、変電所と倉庫へも火災が広がったという。

シェウチェンキウシキー地区では、6階建て集合住宅のアパートで火災が発生。15名が避難。また、別の場所で、集合住宅の割れ、自動車が数台炎上。ミサイルの破片が見つかったという。

スヴャトシンシキー地区では、2階建て集合住宅の窓と教育施設の校舎が損傷したという。

写真:国家非常事態庁

写真:キーウ市軍行政府

同時に、キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、暫定情報として発表されていたポジリシキー地区における屋根へのミサイル破片の落下とスヴャトシンシキー地区における幼稚園建物の損傷は確認されなかったと訂正した

キーウ州検察は、テレグラム・チャンネルにて、同州では、ロシアのミサイル攻撃の際に、2名が破片により負傷したと報告した

キーウ州の被害 写真:キーウ州検察

捜査班の情報では、21日朝、ロシア軍がキーウ州をミサイルで攻撃し、その際2名の人物が手足と顔を破片により負傷したという。

また、ミサイルの破片で州内の複数地区で、民家、経済施設、交通手段が損傷したと書かれており、破片落下現場で火災が発生したところ、国家非常事態庁職員が鎮火したと報告されている。

ウクライナ空軍のオレシチューク司令官は、テレグラム・チャンネルにて、今回のロシア軍の大規模ミサイル攻撃の際、ウクライナ空軍の地対空ミサイル部隊とウクライナ防空戦力の移動射撃班が弾道ミサイル2弾と巡航ミサイル29弾を撃墜したと報告した

オレシチューク氏は、「3月21日未明、敵は、2弾の弾道ミサイル/空中発射型弾道ミサイル『イスカンデルM(KN23)/『Kh47M2キンジャル』』、及び、戦略爆撃機『Tu95MS』(発射地区:ロシアのヴォルゴドンスクとエンゲリス)から29弾の巡航ミサイル『Kh101/Kh555』で攻撃してきた」と伝えた。

ミサイルは、北部からウクライナ領空に侵入し、主に飛翔方向はキーウだったという。

オレシチューク氏は、「成功裡の戦闘活動の結果、全ての敵のミサイルはキーウ方面で撃墜された」と強調した。


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