露傭兵集団「ヴァグネル」の元兵士はウクライナ側で戦うロシア人軍団に参加している=ロシア志願兵部隊指揮官
ニキチン氏がウクルインフォルムでの「ロシア自由軍団」「ロシア志願兵軍団」「シベリア大隊」代表者による記者会見時に発言した。
ニキチン氏は、「『民間軍事会社ヴァグネル』の元兵士は、すでに『ロシア志願兵軍団』内でアウジーウカ方面やリマン方面で(編集注:戦闘に)参加しており、当然ながら、彼らは、私たちがロシア連邦領内で遂行しているその限定的軍事作戦にも参加しており、今後も遂行し続ける」と発言した。
同氏はまた、これらの兵士は自発的にロシア志願兵軍団に加わったとし、なぜなら彼らはそれが正しいと思っているからだと指摘した。
そして同氏は、「彼らがそうした理由は、人はロシアで彼らが浸かっている情報面の真空から出てきた途端、起きていることにすぐに気が付くからである。人は、どこに嘘があり、どこに真実があるかを理解する。ロシア志願兵軍団側に立つという決定は、これらの人々がすぐに採択するものであり、今のところ、私たちも彼らもその決定について後悔していない」と発言した。
そして同氏は、この「実験」は完全にうまくいっているとみなすことができると指摘した。
同氏は、「私たちは、それらの人々に、単に私たちの側で戦うとか、ロシアのピクセル(編集注:軍服)からロシア志願兵軍団の迷彩服へと着替えるとかの機会を与えているだけでなく、最初から人生をやり直す機会を与えているのだ。言うまでもなく、私たちは、この戦い、私たちの側に、ロシア連邦国防相のその他の兵士も加え続けていく」と発言した。
これに先立ち、3月12日、「ロシア自由軍団」「ロシア志願兵軍団」「シベリア大隊」の3つのロシア国民の志願兵からなり、ウクライナ側で戦う部隊がロシア領のクルスク州とベルゴロド州に進入し共同作戦を始めたと発表していた。
21日、同記者会見の際、「ロシア自由軍団」のアレクセイ・バラノフスキー氏は21日、現在ロシア領で行われている「特別解放作戦」は、今後も継続されると発言した。