ロシア軍がウクライナ中部の主力火力発電所を破壊できたのは、ウクライナ側の防空ミサイルが尽きたから=ゼレンシキー宇大統領

ロシア軍がウクライナ中部の主力火力発電所を破壊できたのは、ウクライナ側の防空ミサイルが尽きたから=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国の支援なくしてウクライナにロシアとの戦争に勝利できるチャンスはないとし、今月11日にロシア軍がウクライナ中部のトリピッリャ火力発電所を破壊できたのは、ミサイル攻撃を受けた際にウクライナ側の防空システムのミサイルが尽きたからだと発言した。

ゼレンシキー大統領が米PBS局へのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、「その支援がなければ、私たちに勝利のチャンスはない。敵を克服するには、敵より強くならねばならない。現在、榴弾砲砲弾は1:10だ(編集注:ウクライナ防衛戦力とロシア軍の砲弾使用の割合)。私たちはこのまま耐えられるだろうか? 耐えられない。いずれにせよ、このような数値では、彼らは毎日私たちを後ろに追いやっていくだろう。もし私たちが、コントロールしているものを守りたいのであれば、同じ比率、10:10まで移行せねばならない」と発言した。

その際同氏は、4月11日にロシア軍がキーウ州へ電力を供給していたトリピッリャ火力発電所を破壊したことを例としてあげた。同氏は、「11弾のミサイルが飛来した。最初の7弾は撃墜したが、その他の4弾が発電所を破壊した。どうしてか? なぜなら、(防空)ミサイルがゼロだったからだ。私たちのトリピッリャ(発電所)を守るミサイルが尽きてしまったのだ」と発言した。

さらに同氏は、「同盟国が、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)を戦争に引き込むように見えるため、あれやこれやの武器は供与できないと話したり、あれやこれやの戦力はウクライナにはあってはならないと話したりする時、私は『イスラエルはNATO加盟国なのか、否か?』と問いたい。答えはこうだ。イスラエルはNATO加盟国ではない。しかし、NATO加盟国はイスラエルを守り、イスラエルが単独ではないことを示した。それは、NATO加盟国を戦争に引き込まないために、ウクライナへの支援を非常に慎重に行うべきと様々な大陸で話す人々全員に対する、教訓であり、返答である」と強調した。

写真:大統領府


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