ロシア軍、ハルキウを誘導爆弾で空爆 死者1名、負傷者9名
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、30日朝同国東部ハルキウの市内2地区をKAB誘導爆弾で空爆した。現時点までに、死者が1名、負傷者が9名出ていることが判明している。
テレホウ・ハルキウ市長がテレビ番組「統一ニュース」で発言した。
テレホウ氏は、「敵がまたしてもハルキウを攻撃した。朝、市の中心部、キーウシキー地区にて着弾があった。共同ガレージで、50台以上の自動車とガレージが破壊された。2つ目の着弾はホロドノヒルシキー地区だ。狙われたいずれの施設も軍事施設ではなく、そこには1人の軍人も、1台の軍事車両もなかった。残念ながら、1名が死亡、9名が様々な程度の怪我を負った」と伝えた。
ハルキウへの攻撃被害 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
またテレホウ氏は、公共企業職員は29日の攻撃の被害の除去もまだ続けていると伝えた。
動画:国家非常事態庁(フェイスブック)
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、4名が爆発で負傷を負っており、病院へ搬送されたと伝えた。
また同氏は、「死者は、24歳の民間の男性で、企業で働いていた。ロシア人が空爆をした時は職場にいた。破片による負傷で亡くなった。9名の負傷者の内、病院へ搬送されたのは、女性3名(28歳、38歳、40歳)と男性1名(42歳)だ。皆、爆発による負傷だ。他5名は現場で支援を受けた、大半は、ストレス性の急性反応だ」と伝えた。
国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントにて、キーウシキー地区では、行政庁舎と40の民間ガレージが破損したと伝えた。
ホロドノヒルシキー地区では、爆発により民間の建物2軒が破壊されたという。