ロシアの攻勢の思惑を失敗させることが一番の課題=ゼレンシキー宇大統領
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、ロシアの攻勢の思惑を失敗させることが現在の一番の課題だと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「現在注目は何よりも前線に向けられている。今ロシアの攻勢の最大のリスクがある私たちの地区の情勢にだ。私たちの防衛作戦はハルキウ州のストリレチャ、クラスネ、モロホヴェツ、オリーニコヴェ、ルクヤンツィ、ハティシチェ、プレテニウカの村のある地区で続いている。これらは国境に隣接する村だ。私たちの部隊は、すでに2日間、そこで反攻を遂行し、ウクライナ領を守っている」と伝えた。
また同氏は、ドネツィク州の情勢も緊迫しているとし、特にポクロウシク方面のセメニウカ、ネタイロヴェが激しいと発言した。そして同氏は、そこでは毎日30件以上の衝突が生じているとし、極めて厳しい状況だと述べた。
さらに同氏は、当然、他のクプヤンシク方面、リマン方面、シーヴェル方面、クラマトルシク方面、ヴレミウカ方面へも注意が向けられていると伝えた。
ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は同日、テレグラム・チャンネルにて、同州ヴォウチャンシク共同体に対して、20以上の空爆が行われ、さらに多連装ロケットシステム、榴弾砲、無人機での攻撃もあったと報告した。
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具体的にシニェフボウ氏は、同日11時30分、敵はヴォウチャンシクの民家を攻撃したとし、その際犠牲者は出なかったと伝えた。
さらに15時45分、ロシア軍はヴォウチャンシキ・フトリ村の民家とヴォウチャンシクへの砲撃があり、64歳の男性が負傷したという。
加えて同氏は、航空爆弾による空爆があり、50歳の男性と48歳の男性が死亡、1名の男性が負傷したと報告した。