ロシア軍、14日朝からウクライナ南部3地点を襲撃
ウクルインフォルム
ウクライナのプレテンチューク南部防衛戦力合同調整報道センター長は、14日朝からロシア軍が南部のスタロマヨルシケ(ドネツィク州)、クリンキ(ヘルソン州)、ロボティネ(ザポリッジャ州)を襲撃したと報告した。ウクライナ側の陣地の喪失はないという。
プレテンチューク氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
プレテンチューク氏は、「今日は朝から彼らが私たちの3つ全ての地点で努力を活発化した。スタロマヨルシケ、クリンキ、ロボティネだ。そこでは朝から1つずつ襲撃があったが、陣地の喪失はない」と伝えた。
同氏はまた、敵は昨日スタロマヨルシケに12回、クリンキに4回襲撃を行ったと報告した。
さらに同氏は、同方面での過去24時間の敵の損耗は前日同様150を超えるとしつつ、同時に再生不可能な損耗は3倍となっていると指摘した。
そして同氏は、「つまり、襲撃件数は減ったが、戦闘烈度は高まっているといことだ」と説明した。
その他同氏は、過去2日間、敵はネストリハ島への襲撃は試みておらず、過去24時間の敵のヘルソン州での努力はクリンキへと集中していたと伝えた。
過去24時間、敵はヘリからウクライナ陣地を非誘導型の航空ミサイルで攻撃したが、成果は出せていないという。また、ロシア軍はヘルソン市内の行政府庁舎への攻撃に弾道ミサイル(暫定情報で)「イスカンデル」を使用したという。
さらに同氏は、敵はヘルソン州右岸の沿岸自治体を砲撃し、民間女性が1名死亡したと伝えた。
写真:ウクライナ軍参謀本部