あと少なくとも1か月は前線の状況は困難=ウクライナ情報機関トップ

あと少なくとも1か月は前線の状況は困難=ウクライナ情報機関トップ

ウクルインフォルム
ウクライナのブダーノウ国防省情報総局局長は、現在の前線の状況につき、ウクライナが圧倒的に不利になるような展開は生じないとしつつも、状況はかなり困難であり、あと少なくとも1か月はこの状況が続くだろうとコメントした。

ブダーノウ局長がフィラデルフィア・インクワイアラーへのインタビュー時に発言した

記者から、ウクライナ軍は現在の東部のロシア軍による攻勢を止められるかと質問されると、ブダーノウ氏は、「良いニュースは、アルマゲドンは生じない、ということだ。悪いニュースは、状況はかなり困難であるということ。あと1か月は困難だろうし、楽にはならない」と返答した。

記事にはまた、7月中旬のワシントンでの北大西洋条約機構(NATO)創設75周年記念首脳会議の前かつ、米国から火砲砲弾や他の重要物資が供給される前に、ロシアは全力でウクライナに圧力をかけていくことが予想されていると書かれている。

その他、ロシアは全面戦争を始めてから、東部ドンバスの全域を制圧しようと努力を続けていることが喚起されている。その点につきブダーノウ氏は、「私たちは、それを阻止し、ロシアの成功を最小化すべくあらゆる可能なことを行っていく」と発言した。

同氏はまた、ウクライナの主要な目的はロシア軍に制圧されているウクライナ領全ての完全な脱占領であり続けているとし、「私たちには、占領されたものを取り返すこと以外の案はない。そうでなければ、戦争状態は永遠に続くことになる」と説明した。

西側兵器のウクライナへの供給に関しては、同氏は、現在それは数か月前よりも迅速に行われているとしつつ、「しかし、ウクライナのニーズは非常に高いため、私たちにとっては、供給が再開されたことは戦略的に重要だったが、しかし、量の問題はある」と発言した。

ロシア軍が兵員数で優位であることに対するウクライナの回答は、同氏は、戦場の技術であり、ウクライナはその点で世界のリーダーとなったと主張した。その際同氏はとりわけ、様々な無人機や電子戦機器の利用を挙げた。

そして同氏は、「技術はこの戦争でかなり重要な影響を持つだろう」と補足した。

記事には、技術はブダーノウ氏が最も力を入れているプロジェクトの1つだとし、長距離無人機によってロシア領内に戦争が持ち込まれていることが喚起されている。

ブダーノウ氏はその点につき、「私は、戦争の最初の数日からそのことを提唱し、戦争が私たちの領土で進む内は、ロシアに影響はもたらさないとはっきり述べてきた。だからこそ、2022年春、私たちは、ロシア領での重要な作戦の遂行を開始したのであり、私たちのところにそのための資源が増えれば増えるほど、私たちは先に進んでいる。そして、ロシアはそれを感じ始めている」と発言した。

さらに同氏は、「現時点では、それはロシアにとってまだ危機的ではないものの、それは、ロシア連邦の欧州側の平均的国民がおそらく戦争が起きていることを知り、感じる状態はもたらしており、彼ら自身いくつかの爆発を経験したであろう。それは小規模であっても彼らの士気に影響を及ぼす」との見方を示した。


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