ロシア軍、ウクライナ東部ハルキウの集合住宅を空爆 少なくとも住民4名が死亡
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は30日、同国東部のハルキウの集合住宅を誘導爆弾で空爆した。現時点で少なくとも3名が死亡したことが判明している。
テレホウ・ハルキウ市長がテレグラム・チャンネルで伝えた。
テレホウ氏は、「暫定情報で、(編集注:市内の)インドゥストリアリニー地区にて、12階建て集合住宅に着弾がある。そこでは火災と部分的破壊が生じた。そこの犠牲者に関する情報は確認中である。またネミシリャンシキー地区への攻撃に関する暫定情報もある。中心地は、どうやら犠牲者が出ていないが、誘導航空爆弾着弾現場の調査が行われている」と書き込んだ。
また同氏は、ネミシリャンシキー地区では、公園に着弾があり、児童1名が死亡、3名が負傷、インドゥストリアリニー地区では2名が死亡したと伝えた。
同氏は加えて、「現時点で4名の死亡、28名の負傷が判明している」と報告した。
ゼレンシキー宇大統領は、テレグラム・チャンネルにて、同攻撃につき「ロシアのハルキウ攻撃は、ただ人に、ただ普通の建物に対するものだ。全ての当局が救助作戦を行っている」と伝えた。
さらにゼレンシキー氏は、「この攻撃はロシアの誘導航空爆弾によるものだ。私たちの防衛戦力に、ロシアの軍用航空機が駐機されているところで破壊できる能力があれば、この攻撃はなかったであろう。私たちには、このテロを止めるためのパートナーたちの強力な決断を必要としている。それは絶対的に公正な必要だ。そして、防衛においてウクライナを制限することに一切の合理的な理由は存在しない。私たちには、長射程能力が必要だ。私たちには、ウクライナのための防空に関する合意の履行が必要だ。それは人を救うものだ」と強調した。
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同攻撃の着弾地点の動画を公開した。