ゼレンシキー宇大統領、南部ザポリッジャでスホーフ蘭首相と会談

ゼレンシキー宇大統領、南部ザポリッジャでスホーフ蘭首相と会談

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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、前線から30キロメートルの距離に位置する南部ザポリッジャでウクライナを訪問したオランダのスホーフ首相と会談した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、会談冒頭、スホーフ首相に対して、「ザポリッジャを訪問する時間と機会を見つけてくれたことに感謝している。ザポリッジャは、この戦争が私たちに何をもたらしたかを理解する上で重要な町だ。ここは前線から近く、30キロしか離れていない」と指摘した。

また同氏は、オランダの人々と政府に対して、ロシアの全面戦争開始以降のウクライナへの支援につき謝意を伝えた。その際同氏は、「私たちは、防空や、『F16』に関する決定、軍事(支援)パッケージ、人道支援、財政(支援)につき感謝している。あなたの国の人々に心から感謝している」と強調した。

さらに同氏は、会談が学業年度の初日に行われたことで、学校を訪れ、子供たちと対話ができたことをうれしく思うと発言した。

同時に同氏は、「残念なのは、この学業年度がシェルター内で始まったことだが、しかし、シェルターでも、互いに顔を合わせられるのは幸せなことだ。オンラインでしか学べず、一切の機会がないよりははるかにましである」と発言した。

スホーフ首相は、ザポリッジャでのゼレンシキー大統領との共同記者会見時、「ウクライナはオランダを、新政府の支持と関与をあてにして良い。その必要は見えている。子供たちが地下の学校に通わなければいけないことが、ノルマとなっては絶対にならない。発電所が爆撃されたことで人々の建物が寒いということがノルマとなっては絶対にならない。人々の町を狙ってきた侵略軍の脅威の下で人々が生きることがノルマとなっては絶対にならない」と発言した。

同氏はまた、ウクライナの人々は自由かつ安全に生きる権利があると強調した。

さらにスホーフ首相は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、新たな総額2億ユーロ以上のウクライナ支援パッケージを発表した

同氏は、「私たちは、ウクライナが進み続けるのを助けるために、あらゆる可能なことを行わねばならない。前線もだが、人々の日々の生活においてもだ。それが、オランダが2億ユーロ以上の新しい大型支援パッケージを供与する理由だ。同パッケージは、エネルギーインフラの防護と修繕が主な焦点となっており、人道支援のための追加資金も含んでいる」と伝えた。

さらに同氏は、前線から数十キロメートルしか離れていないザポリッジャで暮らす住民に間して感動を表明した。

その他同氏は、「私のオランダ首相としての初のこの国の訪問は、私たちがウクライナを支え続けなければならないという私の信念を確認するものだ」と強調した。

その他、ゼレンシキー大統領とスホーフ首相は、ザポリッジャにてウクライナ退役兵と面会した。


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