キーウの空襲警報9時間続く 防空戦力、自爆型無人機を全て撃墜
ウクルインフォルム
4日から5日にかけての夜間、キーウでは9時間以上空襲警報が続いた。キーウへと飛来した自爆型無人機は全て防空戦力により撃墜された。
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで報告した。
ポプコ・キーウ市軍行政府長官は、「ロシアの自爆型無人機によるさらなる長時間の大規模攻撃だった! ウクライナ領では、前日夜(22時頃)には敵の無人機が南部方面と東部方面から飛翔し始めていた。空からの攻撃の脅威には、キーウを含め、ウクライナの南、北、東、中部のほぼ全ての州と、西の一部の州がさらされた。首都では、警報は0時になる前から発令され、不断に9時間以上続いた」と伝えた。
また同氏は、警報発令の間、ロシアの無人機は(暫定で「シャヘド」)、首都を攻撃しようとし続けていたと指摘した。今回は、キーウへは、グループではなく、個別に侵入しようとしたとし、「しかし、敵の無人機はいずれも目標に到達しなかった! 首都を脅かした全ての無人機は全て撃墜された」と報告した。
さらに同氏は、現時点でキーウでは犠牲者も破壊も確認されていないとし、現在ではキーウに空撃の潜在的脅威はないと伝えた。
これに先立ち、キーウ市軍行政府は、5日6時40分に、キーウで爆発音が鳴り響いたとし、市民に対して警報解除までシェルターにいるようにと呼びかけていた。