ロシア軍、ハルキウを空爆 死者1名、負傷者34名
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、30日夜同国東部ハルキウを誘導航空爆弾で空爆した。着弾により、9階建ての集合住宅の一部が倒壊。31日朝の時点で死者が1名、負傷者が34名出たことが確認されている。
シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
シニェフボウ氏は、「この瞬間で、1名が死亡、34名が負傷」と書き込み、亡くなったのは12歳の男児だと伝えた。また、15歳の男児がまだ瓦礫の下に埋まっているという。
そして同氏は、救助作戦は続いているとしつつ、建物の倒壊が激しいことと倒壊の危険から捜索が困難となっていると伝えた。
写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は30日夜、フェイスブック・アカウントで、同空爆について現場の動画とともに報告した。
同氏は、ハルキウの9階建て集合住宅が空爆されたとし、「残念ながら被害者の中には子供もいる。瓦礫の下にもまだ人がいる。全ての必要な当局が現場にいる」と伝えた。
その上で同氏は、「パートナーたちは、何が起きているか毎日見ている。この条件下で、彼らの先延ばしされている決定1つ1つが、ウクライナに対する少なくとも数十、あるいは数百のこのようなロシアの爆弾である。彼らの(編集注:先延ばしの)決定は、私たちの人々の命である。そのため、私たちは、ロシアを一緒に止めねばならず、あらゆる可能な力でそれを行わねばならない」と発言した。