ウクライナ防衛戦力、露軍発射の自爆型無人機50機撃墜 弾道ミサイルは撃墜ならず
ウクルインフォルム
ウクライナ空軍は、3日から4日にかけての夜間、ロシア軍が発射した自爆型無人機80機の内50機を撃墜したとし、また27機は飛翔中に消失したと報告した。他方で、発射が確認された弾道ミサイル1弾と航空爆弾の撃墜は報告されていない。
空軍がテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、3日19時から4日8時半にかけて、ロシア軍は露ロストフ州からハルキウ州へ弾道ミサイル「イスカンデルM」1弾、ブリャンスク、クルスク、プリモルスコ=アフタルスクから自爆型無人機「シャヘド」あるいはその他不特定の型計80機、さらに誘導航空爆弾複数個でハルキウ州に対して攻撃を仕掛けてきたと書かれている。
これに対して、ウクライナ防衛戦力は、50機の無人機を撃墜。迎撃戦が行われたのは、キーウ州、スーミ州、オデーサ州、ヘルソン州、ミコライウ州、ジトーミル州、チェルカーシ州、チェルニヒウ州、キロヴォフラード州だという。
また他27機が飛翔中に消失したと報告されている。
キーウ市軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、キーウへ飛来してきた自爆型無人機につき、撃墜された無人機の破片の落下が市内のオボロンシキー地区とデスニャンシキー地区で確定されたと報告した。
クリチコ市長は、テレグラム・チャンネルにて、破片落下により、デスニャンシキー地区では公園敷地で、オボロンシシキー地区では芝生で火災が発生したと伝えた。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、3日夜同国東部ハルキウを誘導航空爆弾で空爆していた。同攻撃で、14名の負傷者が出たことが判明している。