露軍のミサイル、キーウでは全て撃墜 破片落下で企業建物が破損
ウクルインフォルム
28日朝、ロシア軍がウクライナに対して自爆型無人機とミサイルを組み合わせた攻撃を行った際に、首都キーウではウクライナ防空戦力が全てを撃墜したものの、落下した破片により企業建物とトラックに破損が生じた。
キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルで報告した。
ポプコ・キーウ市軍行政府長官は、敵はおそらく地上発射型巡航ミサイルと複数種の無人機で攻撃を行ったと指摘した。
またポプコ氏は、「首都では東からの無人機の脅威により空襲警報がほぼ0時に発令された。警報は約9時間半続いた。朝が近くなってから、ロシア航空宇宙軍が、戦略機『Tu95MS』からミサイル『Kh101』を発射した」と伝えた。
その際同氏は、ミサイルは様々な方角からキーウへ侵入してきたとしつつ、迎撃戦の結果、キーウへ飛来した全ての標的は撃墜されたと報告した。
同氏は、この発表の時点では、キーウ市内のドニプロウシキー地区とダルニツィキー地区で破片の落下に関する情報が接到しているとしつつ、企業の建物の窓が割れ、またトラックの窓も破損したと伝えた。犠牲者に関する情報はないとのこと。
これに先立ち、27日夜から28日朝にかけて、ロシア軍がウクライナ全土のエネルギー施設に対して自爆型無人機とミサイルを組み合わせた攻撃を行った。複数着弾が確認されており、各地で緊急停電が導入されている。
写真:参謀本部