ウクライナの親露政党国会議員に国家反逆罪容疑伝達
写真
ウクルインフォルム
ウクライナの国家捜査局は24日、親露政党として知られていた「野党生活党」会派所属の最高会議議員に国家反逆罪容疑を伝達したと発表した。
国家捜査局がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
発表には、「国家捜査局職員は、保安庁(SBU)との連携で、ウクライナにて(編集注:現在)禁止されている政党『野党プラットフォーム・生活のため』の所属、複数回当選の議員が戦争初期に敵の側についたことを判明させた。ロシア連邦の全面侵攻の初日から、彼はキーウから被占領下ベルジャンシクへと向かった」と書かれている。
同局は、この容疑者の関連企業は現在までロシア軍に施設を使用させ、食料や燃料を提供していると伝えた。また、同容疑者の影響下にある地元報道機関は、親露的ナラティブやプロパガンダを広めており、ベルジャンシク住民を騙しているとも書かれている。
発表にはまた、この議員は長らく被占領地に滞在していたとし、「彼はそこで侵略国代表者、侵略国軍代表者、市の占領政権代表者と面談し、彼らの支持を有し、彼らから警護すら得ていた」と報告されている。
その他同容疑者は、占領者との協力をしながら、一時的被占領下にあるクリミアやロシア領を訪れていたという。
さらに同局は、同容疑者は、占領者との商業面での対立から、ウクライナの政府管理地域へと戻ることを決めたと指摘した。
この度、同人物は、容疑が伝達され、未決囚予防措置として抑留が求められることが伝えられたという。
なお、ウクルインフォルムが関係者から得た情報によれば、この容疑者は、オレクサンドル・ポノマリョウ最高会議議員である。